1: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)00:19:15 ID:qwe
広い海のどこかで迎えたクロマグロ戦

先発ネンブツダイが大量被食、打線も勢いを見せず完食だった
大陸棚に響く読者の溜め息、どこからもなく聞こえる、
「やっぱり魚はチマチマした小魚じゃなくマグロ!」の声
無言で捕食されていく兄弟たちの中、カラスガイより黒く、
一番早く泳げるスイミーはひとり逃げ出し泣いていた
生まれ育った群れで手にした幸せ、喜び、なによりかけがえの無い家族たち……
それを今手にするのは不可能と言ってよかった

「どうすりゃいいんだ……」
スイミーは涙を流し続けた

どれくらい泳いだだろうか、
昆布やワカメの生えるドロップみたいな岩に頭をぶつけ、
スイミーははっと我にかえった

どうやら泣き疲れて放心してしまったようだ。
冷たい海の感覚が現実に引き戻した
「どうすりゃいいんだ……」スイミーはふたたび呟き、ふと顔を上げた

その時岩陰にスイミーは見付けた。
スイミーのとそっくりの、小さな魚の兄弟たちをスイミー声をかけた

「出てこいよ、みんなで遊ぼう。面白いものがいっぱいだよ」
「なに言ってだお前」

小さな赤い魚たちは答えた
「岩陰に隠れていないと、大きな魚に食べられてしまうよ」
「でも、いつまでもここにじっとしているわけにはいかないよ。なんとか考えなくちゃ」
スイミーは考えた。色々考えた。うんこ考えた。

しばらくして、スイミーは叫んだ。
「そうだ!みんなで一緒に泳ぐんだ!この海でいちばん大きな魚のフリをして!」
「声が大きい!見つかったらどうする!」
スイミーは教えた。
決して離ればなれにならないこと。
みんな持ち場を守ること。
全員が一匹の大きな魚のみたいに泳げるようになったとき、スイミーは言った。
「僕が目になろう!」

https://i.imgur.com/vz1SR6v.jpg

朝の冷たい水の中を、昼の輝く光の中を
みんなは泳ぎ、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

2: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)00:20:39 ID:7jG
流れに無理がなくて草

3: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)00:20:54 ID:ChV
すこやけど欲を言えばもうちょっと元の形を残してほしかった
334点

4: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)00:20:54 ID:p8s
道徳の教科書に載せるべき
334点

7: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)00:27:31 ID:j0L
1(中)スイミ―
2(二)エーミール
3(左)ごん
4(遊)メロス
5(一)大造じいさん
6(三)ルロイ修道士
7(右)兵十
8(捕)じさま
9(投)豆太

9: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)00:48:41 ID:pvr
うんこ考えたは草

10: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)00:49:45 ID:F3o
会社の先輩曰く20~30年前もあったらしいなスイミー

引用元
スイミー「どうすりゃいいんだ……」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1508685555/