1 :名無しさん@おーぷん 20/01/21(火)00:20:58 ID:pUh
本拠地、両国で迎えた初場所

栃ノ心が平幕、豪栄道も勢いを見せず関脇没落だった

国技館に響くファンの悲鳴、どこからか聞こえる「もう横綱と大関陣もオワコンだな」の声

無言で帰り始める横綱と大関力士達の中、かつての大関高安は独り風呂場で泣いていた

かつて大関で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる互助会のみんな・・・

それを今の肉体で得ることは殆ど不可能と言ってよかった


「どうすりゃいいんだ・・・」高安は悔し涙を流し続けた


どれくらい経ったろうか、高安ははっと目覚めた

どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい風呂の感覚が現実に引き戻した

「やれやれ、帰って四股を踏まなくちゃな」内川は苦笑しながら呟いた

立ち上がって伸びをした時、高安はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」

支度部屋から飛び出した高安が目にしたのは、枡席まで埋めつくさんばかりの観客だった

千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように高安コールが響いていた

どういうことか分からずに呆然とする高安の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた

「高安、胸貸せよ、早く行くぞ」声の方に振り返った高安は目を疑った

「か・・・鶴竜さん?」  「なんだ高安、居眠りでもしてたのか?」

「は・・・日馬富士さん!?出てきちゃマズいですよ!」 

 「なんだ高安、かってに日馬富士さんを琴光喜みたいな扱いしやがって」

「豪栄道・・・」  高安は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた


横綱:白鵬 横綱:日馬富士 横綱:鶴竜 横綱:稀勢の里 

大関:照ノ富士 大関:内川 大関:豪栄道 

関脇:琴奨菊 関脇:高安 関脇:玉鷲


暫時、唖然としていた高安だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった

「勝てる・・・勝てるんだ!」

八角理事長から賜杯を受け取った稀勢の里を迎えに、風呂場から全力疾走する高安、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、支度部屋で冷たくなっている荒磯親方と高安と豪栄道が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った




2 :名無しさん@おーぷん 20/01/21(火)00:24:30 ID:6pp
平幕高安不可避



4 :名無しさん@おーぷん 20/01/21(火)00:30:32 ID:nq9
アカンか



5 :名無しさん@おーぷん 20/01/21(火)00:30:52 ID:7rG
強く生きて…